Merci beaucoup Givenchy

 

「パリにおいで」とジバンシィに声をかけられて半年後。

ジョルジュサンク通り3番地のキャラモン公爵の歴史的住居であったオートクチュール GIVENCHYのメゾンにわたしは通っていました。

毎朝、メゾンの前に駐車しているロールス・ロイスのシンボルを確認するのが大好きでした。なぜなら、その車のシンボルはジバンシィのロゴになっているのです。なんとユーモアあるジバンシィ!

 

オートクチュールのメゾンは魔法の工場です。

建物は素晴らしく、ショースペース(顧客用)もあり、 スーツ、ドレス、帽子、靴と各階に分けられ、白衣を着た専門の職人が大勢いました。 

 

ジバンシィは白衣を着て、老眼鏡をずらし、デザイン画とわたしをじーっとみつめ、ジュエリーを散りばめた高価な布をバッと巻き、直接ピンを留め、ザクザクと切っていきます。なんて大胆なのでしょう!

 

経済の豊かだった80年代、華やかなモード界で、王族、貴族たちらと想像超えた贅沢な素晴らしい経験をさせて頂いたことは感謝しかありません。心からご冥福をお祈り申しあげます。

  

たくさんのエピソードいつか書きます

そして、今年は原点回帰の年、ジバンシィのエレガンスを心します!

 

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