モデルデビュー当時、山本寛斎さんに舞台や雑誌などで大変お世話になりました。職業が変わっても写真展を見に来て頂いてとても嬉しかった。
2017年 kyoto fashion cantataでは、寛斎さんを撮影させて頂いた。
リハーサルを覗いたときのことだ。
ショーでは、新人モデルをキャスティング。緊張でモデルが全く歩けないのを見ると「腹から声を出してみなさい!」と寛斎さん。ウオーキングを教えるのではなく、大声を全力で出させた。
しばらく大声を出させた後、ウォーキング。モデル全員の自己表現が飛躍的に上がり、個性豊かに生き生きと歩き出したのである。表現は、形でなく自由な心だと目の当たりにして感動した。モデルたちは、大声を出したことによって自分をさらけ出し、恥ずかしさを取っ払らえたのだ。
欲しかった新人ならではのバワーを炸裂させ、衣装と一体化した表現を引き出した寛斎さん。これぞ「寛斎マジック!」
安珠、最近はこのポーズなんだよ笑
やっぱりさ、大事なのは
ナンバーワンじゃないよ、オンリーワンだ!
オンリーワンの山本寛斎さん、たくさんの教えに感謝します。
おっきな声で神様に「こんにちは!」って挨拶してるかな。
心からご冥福をお祈り申し上げます。